AGAの専門用語をわかりやすく簡単に解説!

AGAの専門用語をわかりやすく簡単に解説!

AGAについて調べていると、よく分からない言葉が多いと感じませんか?
そんなAGA治療に関する専門用語について、以下で詳しく解説していきます。

DHT(ジヒドロテストステロン)

AGAの原因物質で有名なDHTですが、いったいどんな物質なのでしょうか。

テストステロンという男性ホルモンは、筋トレをされる方なら聞いたことのある方も多いかと思います。
このテストステロンが、5α還元酵素によって変換されるものがDHTです。

このDHTがさらに男性ホルモンレセプターと結びつくことで、脱毛因子を生む原因になります。

FGF-5

FGF-5を説明する前に、ヘアサイクルについて知っておく必要があります。
髪の毛は、「成長期」→「退行期」→「休止期」という期間を経て、生えては抜けを繰り返します。

そしてそのFGF-5ですが、これは髪が生える成長期から、髪が成長しなくなる退行期に向かうきっかけになる因子のことをいいます。
このFGF-5が脱毛シグナルを出すことによって、AGAの症状が起きてしまうというわけです。

この脱毛因子を減らすか、逆にFGF-5Sという発毛因子を増やすことができれば、脱毛を防ぐことができます。

毛包

毛包とは、毛を包む鞘のようなもので、髪の毛を作るものです。
毛包のなかには毛球と呼ばれる部分があり、さらにそのなかには毛母細胞が多数存在しています。
この毛母細胞が細胞分裂を繰り返していくことによって、髪の毛は伸びていきます。

また、毛包にはDHTと結合する受容体があります。
ですが、すべての髪の毛に受容体が存在するわけではなく、後頭部には存在していません。
つまり、頭頂部や額の生え際に受容体があるため、AGAになるとその部分から薄くなっていくということです。

毛母細胞

毛母細胞とは、毛乳頭の周辺にある細胞のことをいいます。
役割としては、毛乳頭から栄養素、酸素を受け取ることで、細胞分裂を起こし、新しい髪の毛を作り出します。

5aリダクターゼ

5aリダクターゼとは、人の身体のなかに存在する酵素のことです。
この酵素のタイプには、Ⅰ型とⅡ型があります。

Ⅰ型は皮脂腺に多く存在し、Ⅱ型は頭頂部や前頭部にある毛乳頭細胞に多数存在しています。
特にAGAはⅡ型の影響を強く受けるため、AGA治療の第一選択薬であるプロペシアは、Ⅱ型に作用します。
この5aリダクターゼの働きの強さは、遺伝によるものが大きいとされています。

つまり、5aリダクターゼⅡ型の働きを特に抑制しなければ、AGAの改善は困難ということになります。

TGF-β

TGF-βは、トランスフォーミング増殖因子ベータの略です。
まず、トランスフォーミング増殖因子とは、細胞分化や組織発生など髪の毛の成長に重要な役割を果たす増殖因子のことを意味します。

なかでもTGF-βは、髪の毛を生やすために必要な毛乳頭や毛母細胞の活動を抑制する因子で、この因子の作用が高まってしまうと、髪の毛は成長期から退行期に移行してしまいます。

このTGF-βという脱毛因子が、先ほど説明したFGF-5に命令を出すことによって、髪の毛が抜けることになります。

弱毛化(軟毛化)

弱毛化(軟毛化)とは、髪の毛が弱まっている状態のことを指します。
マイクロスコープなどを使って髪の毛をみるとよく分かりますが、AGAの人の髪の毛は非常に細くなっています。

この細くなった髪の毛のことを、弱毛化(軟毛化)した髪といい、DHTの影響を受けてしまった毛母細胞が健康な髪の毛を作り出すことができなくなり、細いヒョロヒョロとした毛ができあがるというわけです。

髪の毛が薄くなってきたということは、弱毛化(軟毛化)のサインなので、放っておくとどんどん髪の毛が生えてこなくなってしまいます。

初期脱毛

初期脱毛は、AGA治療をはじめて1~2か月ほどで起こる、大量に抜け毛が発生する現象のことをいいます。
では、なぜ初期脱毛が起こるのでしょうか。
AGA治療薬を使うと、毛母細胞が活性化するため、新しい髪の毛が生えようとしてきます。
すると古い毛が新しい髪の毛に押し出される形で、抜けていってしまいます。

つまり、初期脱毛は古く弱った毛を押し出し、新しく強い髪の毛が生えてくるときに起きる現象というわけです。

プロペシア

プロペシアは、世界初のAGA治療薬です。
まずAGA治療を行うときに処方されるのがプロペシアというくらい、王道中の王道の治療薬といえます。

成分にはフィナステリドが含まれており、AGAの原因になるDHTの発生を食い止めてくれます。
元々は、前立腺肥大症や前立腺がんの治療薬でしたが、AGAに対して脱毛を止める効果が認められたため、以後AGA治療薬として広く用いられています。

ザガーロ

ザガーロは、プロペシアより効果の高いAGA治療薬です。
成分にはデュタステリドを含んでおり、AGAの原因になるDHTの発生を食い止める作用があります。
これだけの説明であれば、ザガーロはプロペシアと同じ効果になりますが、実は少し違います。

ザガーロはプロペシアと違い、DHT生成の原因となっている酵素をダブルで阻害してくれます。
具体的にいうと、5α-還元酵素のⅠ型とⅡ型です。

プロペシアはⅡ型しか阻害しませんが、ザガーロは二つとも阻害してくれるため、効果が高いというわけです。
ですが、その分ザガーロはプロペシアに比べ、副作用の発生率が高くなっています。 そのため、実際にザガーロとプロペシアは、適材適所で処方されます。

ミノキシジル

ミノキシジルは、元々は血管拡張薬に用いるために開発された成分です。
研究が進むにつれて、ミノキシジルに発毛効果が認められたことにより、AGA治療薬としても販売されるようになりました。
ミノキシジルには血管を拡張する作用があるため、頭皮の血行を良くし、髪の成長のために必要な毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化してくれます。

また、ミノキシジルに薬には塗る用と飲む用があり、症状によって使い分けることが可能です。

ハミルトン・ノーウッド

ハミルトン・ノーウッド分類とは、AGAの進行度合いを9つの進行パターンに分けたものです。
以下が各分類と、その簡単な説明です。

  • Ⅰ型→AGAの初期症状、生え際からM字型に髪の毛が後退していく
  • Ⅱ型→Ⅰ型が進行したステージ、生え際の切れ込みが深くなる
  • Ⅱ Vertex型→Ⅱ型と頭頂部のO型薄毛を併発している状態
  • Ⅲ型→生え際のM字ラインがさらに後退し、頭頂部がさらに寂しくなる
  • Ⅲ Vertex型→Ⅲ型と頭頂部のO型薄毛が併発している状態
  • Ⅳ型→M字型がさらに進行し、Ⅲ型の生え際がさらに後退している状態、頭頂部のO型薄毛も併発する
  • Ⅴ型→Ⅳ型がさらに進行することで、生え際のラインが頭頂部近くまで後退している状態
  • Ⅵ型→生え際とO型薄毛が合体している状態、見た目上は後頭部と側頭部にのみ髪の毛が残っている
  • Ⅶ型→ほぼすべての髪の毛がなくなり、後頭部の上部もほぼ残っていない状態

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