男性AGAの原因と症状
私がAGAになったときは、それはもう絶望でした。
ですが、その絶望の原因は、AGAに対する”無知”によるものでした。
つまり、AGAについて何も知らないことが、もう一生髪が生えないのではないかという不安を余計に増長させていました。
ですが、AGAの原因と症状を調べていくうちに、私のなかの絶望は次第に希望へと変わっていきました。
このページでは、AGAの原因と症状について詳しく解説していきます。
今絶望している方も、以下を読めば必ず希望へと変わっていくはずので、ぜひ読んでいって下さい。
AGAの原因
AGAの主な原因は、ずばり”DHT”です。
これはジヒドロテストステロンの略で、男性ホルモンの一種です。
筋肉を作るために必要な男性ホルモンは、テストステロンですが、DHTは、筋肉を作るどころか髪の寿命を短くしてしまいます。
DHTの作用で、髪の毛が生え変わるサイクルを短くしてしまい、髪の毛がうまく生え変わらないようになり、髪が細くなる、抜け毛が増えるなどの症状につながっていきます。
DHTが多くなる理由
では、DHTはなぜ多くなるのでしょうか?
その原因の多くに、遺伝が関係しています。
遺伝がDHTに大きく関係しているので、生活習慣やヘアケア商品で改善することは難しいとされています。
私も、AGA治療をはじめた頃は、治療薬以外の方法で治療していたので、その難しさはよく分かります。
詳しく話すと、5αリダクターゼの活性度、男性ホルモンレセプターの感受性を遺伝によって引き継いでしまいます。
このうち、5αリダクターゼの活性度が高くなると、DHTを過剰に分泌しやすい身体になってしまい、結果的にAGAになりやすくなります。
ヘアサイクルの乱れ
ヘアサイクルが乱れることでAGAになってしまいます。
以下で改善法を詳しく解説します。
ヘアサイクルを正常に戻す
ヘアサイクルを正常に戻すにはどうすればいいのかですが、答えはAGA治療薬を使うことです。
ザガーロやプロペシアといったAGA治療薬を使えば、AGAの原因であるDHTの生成を抑制してくれるため、ヘアサイクルを正常に戻すことができます。
さらにもここに発毛を促す作用のある、ミノキシジルを使えば高い確率でAGAは改善していきます。
AGAとヘアサイクルの関係
AGAとヘアサイクルの関係ですが、これは切っても切り離せない関係です。
以下で詳しく解説します。
ヘアサイクルとは?
まず、ヘアサイクルとはなんでしょうか?
髪は、”生えては抜け”を繰り返していますが、そのサイクルのことをヘアサイクルといいます。
このヘアサイクルの期間は以下の3つに分けることができます。
- 成長期
- 退行期
- 休止期
この3つの期間について、以下で詳しく解説します。
成長期
成長期は健康な髪の場合、3年から6年続きます。
また、成長期は以下の3段階に分かれます。
- 成長期1→髪が生まれる段階
- 成長期2→古い髪を、新しい髪が押し出そうとしている段階
- 成長期3→古い髪が抜け落ち、新しい髪が成長する段階
AGAになると、この成長期が短くなります。
退行期
退行期は、先ほどの成長期とうってかわって2~3週間と期間が短いです。
この期間は、毛の細胞分裂の数が減少することで、髪が成長しなくなる段階です。
AGAになってしまうと、この退行期になるのが早くなります。
休止期
休止期は、2~3か月間続きます。
この期間に入ると、完全に毛の細胞分裂が停止し、脱毛期間に入ります。
休止期は成長期の全体の1割を占め、この期間には1日50本~100本近く髪の毛が抜け落ちますが、これは正常な髪の毛のサイクルのため気にしなくて大丈夫です。
これ以上抜けているようだとAGAになりかけているサインかもしれません。
AGAによる抜け毛とヘアサイクルによる正常な抜け毛の見分け方
AGAによる抜け毛と、ヘアサイクルによる正常な抜け毛の見分け方は以下のようになります。
- 毛先が細くなっている
- 毛先に白いのがついている
- 毛先から根本までの髪の太さに違いがある(通常の抜け毛は太さが均一)
抜け毛に以上のような特長が見つかったら、ヘアサイクルに異常が起きている可能性が高いです。
AGAの症状
AGAの症状について解説していきます。
実は、AGAの症状は、読んですぐに理解できるほど簡単ではありません。
以下を読んで、AGAの症状についてしっかり把握していきましょう。
AGAの初期症状は気付きにくい?
AGAの初期症状は気付きにくく、厄介なものです。
毛髪が軟らかくなるのが初期症状の特徴で、髪は軟らかくなればなるほど抜けやすくなります。
さらに症状が進行していくと、前髪が後退してき、額が広くなっていきます。
AGAによる薄毛のタイプ
AGAにもタイプがあります。
よくある薄毛のタイプは、生え際と頭頂部からくるものです。
以下で詳しく解説します。
生え際から薄くなる症状(M字型)
生え際から薄くなるタイプのM字型は、頭上から髪の毛を見たときに、M字のように見えるタイプです。
M字型のAGAになる人は、先ほど解説した、DHTの生成元になっている5α還元酵素が頭頂部に多い傾向にあります。
頭頂部から薄くなる症状(O字型)
O字型は、頭頂部から薄くなっていきます。
頭上から髪の毛を見たときに、O字に見えるタイプです。
自分ではなかなか見つけにくいタイプのAGAなので、最近頭頂部がなんだか寂しいと感じたら、誰かにO字型の薄毛になっていないかチェックしてもらいましょう。
生え際と頭頂部が同時に薄くなる症状(U字型)
生え際と頭頂部が同時に薄くなるタイプはU字型といいます。
このタイプは、おでこ全体が後退しているため、見た目はU字になります。
先ほど紹介した、M字型やO字型よりも深刻になるケースが多いため、十分な対策が必要になってくるタイプのAGAです。
ハミルトン分類
ハミルトン分類とは、AGAの進行度合いを一目で分かるように作られた、7段階の分類のことを指します。
以下で詳しく解説します。
第一段階
第一段階は、本人も気付いていないような初期段階で、額の生え際ラインが後退していきます。
この段階になっても多くの人は、まだ自分が薄毛だと自覚していないはずです。
第二段階
第一段階が進行していくと、第二段階へとステージを移行していき、後退した生え際の切れ込みが少し深くなります。
この段階になると、自分の額が広がっていることも分かりますし、てっぺんが薄くなっていることも分かるかと思います。
第三段階
第三段階になると、額がさらに広くなり、頭頂部も薄くなるため、「明らかにAGAだな」と認識できるレベルになっていきます。
さすがにこのぐらいになると、焦ってくる人が多くなります。
第四段階
第四段階は、額、頭頂部ともに頭皮が見えるレベルまで薄くなります。
お笑い芸人で例えると、ブラックマヨネーズの小杉さんやフットボールアワーの岩尾さんくらいをイメージしていただけると分かりやすいと思います。
第五段階
第五段階までいくと、生え際ラインは額よりも頭頂部に後退していきます。
有名人で例えると、かつて鹿島アントラーズに所属していたブラジル人サッカー選手”アルシンド”が最もイメージに近いです。
第六段階
第六段階は、額とてっぺんのハゲがつながっている状態で、生え際とO型の境界がなくなります。
つまり、側頭部と後頭部のみに髪の毛が残っている状態です。
第七段階
第七段階はいよいよです。
ほぼ髪の毛が残っておらず、100人が100人ともAGAと認識するレベルになります。
見た目は、両サイドと後頭部以外はすべてつるつるです。
AGAについてのまとめ
ここまで男性AGAの原因と症状について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
AGAについて全く知らずに薄毛に悩んでいるより、知ってからの方が改善の意欲が高まったのではないかと思います。
私も冒頭でも述べたように、全くAGAについて知らずに薄毛に悩んでいるときはどうればいいか分からず、この先どんどん髪の毛がなくっていくのではないかと思い、不安しかありませんでした。
ですが、AGAについて詳しく知るうちに、原因も判明し、どうすれば解決できるかが分かっていきました。
この記事が、ここでまで読んで下さったみなさんのAGA治療の一助になれば幸いです。